前スレの「大人はなぜ化粧しないといけないの?」戸惑う高校生女子「強制されない社会に」

なお90年代後半にかけて米国でセーラームーンが向こうの女子に刺さった理由がコレの逆でかなり興味深い。

ウチューじん・ささき@uchujin17
・ドラゴンボールはさすがに往年のカリスマ性を失っているけれど、セーラームーンは聖域というか、特別な意味を持ち続けているようです。

・「女の子が戦うアニメ」といえば1985年のSHE-RAがあったけれど、マッチョ異能バトルアニメのMasters of the Universeのスピンアウトとして
 「女の子だってマッチョに戦える!」という作品だったので、アメリカの少女には「なんか違う」と受け止められたようです。
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(そりゃこんなムキムキマッチョの女コナン・ザ・グレートみたいになりたい少女なんてかなり少数派だ)

・だから女の子が可愛いコスチュームに変身してそれぞれの得意能力で戦うセーラームーンは「これよ!こういうのを待っていた!」
 として受け入れられたようです。

・「可愛いコスチューム」もひとつのポイントで、少なくともカリフォルニアでは、女の子はティーンと呼ばれる年頃になると一斉にスカートを履かなくなり、
 ハイスクールでは化粧してタトゥー入れたりピアス付けたりします。

・大人社会の男女平等運動が青少年層にも圧力を及ぼしているとか、年頃の少女にありがちな「カワイコぶってる」
 「男に媚びてる」という排他意識(イジメ)とかいろいろあるようで、そういうものから自分を守るためわざと悪ぶった格好をする傾向があるようです。

・だけど画面の中のセーラー戦士たちは日常シーンではきゃぴきゃぴ仲良くやっているし、戦闘シーンではコスチュームに変身し能力を生かして誇り高く戦う。
 何かと窮屈なアメリカのティーンエイジャー少女たちにとって、夢の憧れだったようです。

・ちなみにというか「SHE-RA」も2018年にはだいぶ日本アニメに寄せた絵柄でリメイクされました。
 これが古いファンやリアルなティーンエイジャー世代にどう評価されたのかは寡聞にして知りません。
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