トランプ氏、UAE到着 カタールでは米軍基地への100億ドル投資を歓迎 (ロイター 5/15)

中東歴訪でカタールを訪問中のトランプ米大統領は15日、カタールが同国にある米軍のアル・ウデイド空軍基地に今後数年間で100億ドルを
投資すると述べた。

カタールの首都ドーハの南西にある同基地は、中東地域で最大の米軍施設。
トランプ大統領は、14日にカタールと締結した防衛装備品調達契約は420億ドル相当と明らかにした。
このほかカタール航空のボーイング機購入契約も締結した。

その後トランプ氏は、3番目の訪問国UAEに到着。 アブダビ国際空港でムハンマド大統領の出迎えを受け、シェイク・ザーイド・グランド・モスクを訪問した。

ロイターは14日、米政府が暫定的な合意として、UAEが今年からエヌビディアの最先端人工知能(AI)用チップ50万セットの輸入を認めると伝えた。

トランプ大統領の歴訪の最終行程ではAIが焦点となる見通し。 バイデン前政権下では、中東などへの米国製AIチップの輸出に厳しい制限を課していた。
トランプ大統領は、一部湾岸諸国との関係改善を政権の重要な目標に掲げている。
湾岸諸国、特にUAEで提案されている半導体関連の取引がすべてまとまれば、AI競争において同地域は米国、中国に次ぐ第3のパワーセンターに
なる可能性がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e6dd0ecf24f6406ef52d9187a7f1dcdf5c51783

なぜUAEやカタールがここまで国を挙げてトランプを猛歓迎し、アメリカ製品爆買いするのかと言えば、バイデン政権時代に制定された半導体規制の
再改定問題があるから。

日本や欧州諸国等は規制を科されないティア1の国々、中国ロシア北朝鮮やその他半米国は厳しく規制されるティア3の国、そして中東諸国の殆どは
その中間レベルの規制を科されるティア2の国々。

そこで問題になったのがカタールやUAEを含むティア2の中東産油国であり、このままでは将来のAI開発に多大な支障が出る為、その枠組み変更の
陳情の為にトランプへの豪華な貢物を献上したという訳。 そして早速トランプもこの規制の再改定に着手。