「損をしてでも他人の足を引っ張りたい」
日本人の"底意地の悪さ"が世界で突出している根本原因
ps://president.jp/articles/-/55218

日本は民主国家ですから、基本的にルールを守っていれば行動は自由なはずですが、
日本人自身は自由であると感じていません。

その理由は、社会あるいは世間の目というものがあり、
それが自身の精神や行動を束縛しているからです。

世間の目が厳しく、ルールに従ってもバッシングされる可能性があるということになれば、
極限まで追い込まれる人が出てきても不思議ではありません。

日本における10万人あたりの自殺者は18.5人となっており、
英国(7.5人)、イタリア(6.6人)と比較するとかなり高い数値になっています(図表1)。
ただ、フランス(13.8人)や米国(13.8人)もそれなりに高いですから、
日本だけが突出して自殺が多いというわけではありません。

しかし、若者に目を転じてみると状況が変わってきます。

諸外国では15歳から34歳の世代における死因のトップは事故なのですが、
何と日本では自殺がトップとなっています(図表2)。