>>258の続き
そして少し資料が古いが世界の造船国ランキング (2021年)

中国:1位(2700万トン、782隻)
韓国:2位(1970万トン、220隻)
日本:3位(1070万トン、297隻)
フィリピン:4位(60万トン、18隻)
イタリア:5位(50万トン、6隻)
ベトナム:6位(40万トン、20隻)
ドイツ:7位(40万トン、5隻)
台湾:8位(20万トン、5隻)
フィンランド:9位(20万トン、3隻)

日中韓の3カ国でおよそ世界の船舶の9割を建造していますが、2024年度だと中国が更にシェアを伸ばし
単独で世界の新造船の7割余りを建造。
もっとも2025-2026年度はトランプ政権の猛烈な締め付けがかかるだろうから、これ以上は上がらんでしょうが。

そして他のアジア諸国ではフィリピンとベトナムと台湾が10位内にランク入りしており、8位の台湾も100万トン級の
建造ドックを有し、過去には40万トン級のタンカーや20万トン級のばら積み船を建造するなど、年間建造数こそ
上位三カ国には見劣りしても、造船大国としての基盤は有しています。

その為中国からの様々な妨害を受けつつも、2020年代には国産のフリゲートやコルベット艦、更には潜水艦も
続々と国内建造する事を可能にしています。

なお、欧州諸国でランクインしているイタリア・ドイツ・フィンランドは、建造隻数の割に建造総トン数が大きいですが、
これは1隻当たりのサイズと船価が極めて大きい超大型クルーズ船建造をほぼ独占している為。