オーストラリア、数日以内に日本かドイツからフリゲート艦を選定へ
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オーストラリアは今週、新たな汎用フリゲートの建造で日本とドイツのどちらと提携するかを決定する見込みだと、
オーストラリアン紙が複数の防衛業界筋の話として月曜日に報じた。

報道によると、アンソニー・アルバネーゼ首相率いる政府は、今後10年間で最大100億豪ドル(64億米ドル)規模のプログラムで、
老朽化したアンザック級フリゲートを、日本の三菱重工業が設計した最上型か、
ドイツの造船会社ティッセンクルップ・マリン・システムズのMEKO A200に置き換えるかどうかを数日以内に決定する構えだという。

日本の海上自衛隊が使用する最新鋭の「最上」型フリゲートは、
より新しく、より優れた武装を備えているため、優位にあると広く考えられている、とオーストラリアン紙が報じた。

また、日本のフリゲートは、ドイツの艦艇の約120人と比べて、約90人というより少ない乗組員で作戦することができる。

しかし、オーストラリアン紙によると、最上型フリゲートはドイツの艦艇よりも少なくとも20%高価で、
海外での軍艦建造の経験が不足しているため、よりリスクが高いと考えられている。

MEKO A200はオーストラリア海軍のアンザック級フリゲートの最新版であるため、ドイツの艦艇は馴染み深いものとなるだろう。

オーストラリア政府によれば、フリゲート計画では11隻の建造が予定されており、
最初の3隻は海外で建造され、残りは西オーストラリア州ヘンダーソン造船所で建造される予定である。

この調達は、インド太平洋地域で中国の軍事力が増大する中、オーストラリアが今後10年間で艦隊を増強する計画の一環である。

キャンベラはフリゲートの入札手続きをまだ完全には実施していないが、
関係筋によると、政府は両方の提案について十分な技術情報を持っており、最終的な価格交渉のために入札者を1社に絞り込み、
交渉が決裂した場合にはもう一方の企業に再度依頼する選択肢もあるという。