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▶ステルス性
ステルス性は意識されていない。
エッジマネジメントが見受けられないこと、大きな垂直尾翼・水平尾翼がそれを示している。
これはステルスの意味がない任務に使うことを表している。
軽量・安価・保守を第一とした構成であることがわかる。

複合材が使われるのは当然だが、過度な軽量化は意図しない。
▶任務
以上を考慮に入れると、以下の任務が考えられる。
1. 戦闘機操縦基礎課程の機材(T-4後継)
2. 各飛行隊の技量維持・人員輸送(T-4後継)
3. 戦闘機飛行隊の訓練(F-2B/F-15DJ後継)
4. アグレッサー(F-15DJ後継)
5. 各飛行隊における平常の訓練 / 無人機と連携してのスクランブルをはじめとする飛行業務 ※新規

5の用途が加わる分、所要数増と思われる。

[まとめ]
従来の練習機の枠にはとどまらない新たなジャンルの航空機である。
いわば、ステルス機を潜水艦になぞらえた場合の「水上艦」と呼ぶべき機体である。

ステルスを維持・秘匿しつつ、教育にとどまらず、平常の訓練や飛行任務を担う機体と想像される。
既存の現用機体ではこれに相当する新型機はない。