「ウクライナの主権を奪うためならロシア国民がいくら死のうが構わん」
そんなスタンスは微塵もないぞ。
 プーチンと議会は第1次チェチェン戦争で、国民の激しい反発と実力行使を含む広範な反戦運動により停戦に追い込まれた厳しい教訓がある。で、議会はプーチンに対し”SVOは軍の余力の範囲までとする”という厳しい制約の下で開始を認めてる。
 また、プーチンは予備役の動員を秋まで渋り30万の動員を1回やるだけに留めてる。
 で、露軍の戦法はプリゴジンのワグナー以外、基本的にはアウトレンジから膨大な火力で殴る殴る殴る&三方包囲&押さば退け、退かば押せ。ウ軍に逆襲されるととりあえず逃げ、突出してきたところを包囲してボコボコに攻撃。
言い換えると、時間はかかってもいいから自軍の損耗を抑えウ軍の損耗を出来るだけ増やす。
ランチェスターの第2法則(損害比は戦闘力(火力×兵力×士気)比の二乗に逆比例する)に忠実な戦い方をしてる。だから、1:27と言ったロウの遺体交換比率に表れるように、一方的な結果になってる。