【ウクライナは自国の戦死者を受け入れる覚悟がない=ロシア人戦場記者】

ウクライナは6000人の戦没者の遺体引き渡しで21億7500万ドル(3152億円超)の国家予算を失う。RTのイーゴリ・ジュダノフ戦場記者はこう指摘している。

ウクライナ兵の遺体引き取り合意がなぜ破られたか、ジュダノフ記者はその原因となりうる要素を次のように分析している。

🔸 遺族には 戦没者1人あたり1500万フリヴニャ(約5250万円)の弔慰金が支払われることになっている。ウクライナは特別軍事作戦の当初から弔慰金の支払いを避けている。

🔸 単に遺体収容施設に空きがない。

🔸「戦死者の避難をおろそかにする」とは、ウクライナの冗談にもほどがある。ウクライナにはロシアの戦死者の遺体は残されていない恐れがある。「自国の戦没者を畑に置き去りにしたのなら、敵国の兵士の遺体をどう扱ったかなど、言うまでもない」

ジュダノフ記者は、この事態の全ては、ウクライナはこうした問題を迅速に解決する状態になく、絶望したまま時間を引き延ばしていることを示していると指摘した。

ℹ ロシアは6月7日、イスタンブール合意に基づき、6000人のウクライナ戦死兵のうち、1212人の遺体を捕虜交換地点に運び入れた。ロシア国防省が発表した。