>>739の続き
 
露軍はウクライナ東部で占領地を拡大しており、近接するポーランドの危機感は高まっている。

一方、ドイツも兵力増強を加速させる。
メルツ首相は5月14日、連邦議会(下院)での所信表明演説で、独連邦軍を「欧州で最も強い軍隊」とするため、あらゆる財政的手段を講じると表明した。

NATOの対露防衛の弱点とみられているバルト3国のリトアニアへの駐留も開始した。
27年までに兵員約4800人、戦車を含めた戦闘車両約2000台などを展開する。

ロイター通信によると、NATOでは現在、加盟国が提供する兵力の目標を計80旅団(各5000人程度)としているが、これを約1・5倍の120〜130旅団に
引き上げる構想が議論されている。

ドイツは21年に10旅団の提供を決め、現在、リトアニア駐留分を含めて9旅団を提供している。
NATOはさらに7旅団計4万人規模の追加をドイツに求める見通しだ。
ただ、独連邦軍は18年に設定した兵力目標計20万3000人にも到達しておらず、兵員の確保は高いハードルとなる。

米国がNATOへの関与を弱めた場合、さらに欧州各国の負担は大きくなる。
6月24日からオランダ・ハーグで開かれるNATO首脳会議では、現在GDP比2%に設定されている加盟国の防衛費目標の引き上げが議論される見通しだ。

ドイツは24年にこの目標を達成したばかりだが、ワーデフール外相は5月のNATO非公式外相会合で、トランプ米大統領が求めるGDP比5%への
引き上げを支持する意向を表明している。【ブリュッセル宮川裕章、ベルリン五十嵐朋子】
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2eadf5ec9c3c90f0604aadc7d32e5af6a253c75

あと5年ぐらい露助の西欧侵攻が無ければ、数的にはポーランドが欧州一の軍事大国になりそうな勢いだ。