野原にめり込み、黒煙を上げるロシア戦闘機...「F-16で撃墜」と独紙報道 ウクライナ軍がSu-35を撃墜
ニューズウィーク日本版 6/11(水) 17:44配信

<ウクライナとロシアの国境地帯でロシア軍のSu-35戦闘機が墜落>

ウクライナに供与されたF-16戦闘機が、スウェーデン製偵察機の支援を受けてロシア軍の最新鋭戦闘機を撃墜したと報じられている。
独ビルト紙は、ロシアのSu-35戦闘機はウクライナ北東部で撃墜されたと報道。 同紙はこの作戦を「史上初の事例」と説明している。

これに先立ちウクライナ空軍は6月7日、ロシア・クルスク州でSu-35を撃墜したと発表していたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
ビルト紙やウクライナのソーシャルメディアユーザーが伝えた内容について、独立した検証は行われていない。本誌はロシアおよびウクライナの
国防省にコメントを求めている。

第4世代戦闘機であるF-16は、戦況の変化を期待して米バイデン政権が同盟国からの供与を承認し、大きな注目を浴びながらウクライナに到着した。

F-16がスウェーデンの偵察機と連携してロシアの戦闘機を撃墜した作戦は、もし確認されれば、ウクライナの空軍力が新たなレベルに到達したことを
示す象徴的な出来事となるだろう。

ビルト紙によると、ウクライナ空軍は6月7日、同国北東部スムイ州と隣接するロシアのクルスク州にあるロシア軍の拠点を戦闘機で爆撃した。
同紙は、ロシアはウクライナの戦闘機を撃墜するため「制空戦闘機」のSu-35を発進させたが、ロシア機のパイロットが「待ち伏せに遭った」
と伝えている。(続く)