イランのミサイルは残り何発? 報復はどれぐらい続けられるのか (毎日 6/17(火))

イスラエルの攻撃が続く中、イランの「報復」が激しさを増している。
イランは16日朝までに少なくとも8回のミサイル攻撃を行い、世界屈指の防空網を誇るイスラエルで多数の死傷者を出した。
最新鋭のミサイルはまだ温存されているとの報道もある。イランのミサイルは、今どれだけ残されているのか。

「これまでよりも破壊的な作戦を実施した」
イランの精鋭軍事組織・革命防衛隊は16日、第8波として最大規模の攻撃を実施し、「新たな方法」で命中精度を高めたと発表した。
この攻撃では、イスラエル中部の住宅地などが被害を受け、少なくとも8人が死亡した。
イランメディアは、国産の極超音速ミサイル「ファタ」が使用されたと報じた。

米シンクタンク「戦略国際問題研究所」(CSIS)が13日に公開した分析によると、イランが保有する弾道ミサイルは最大3000発と見積もられていた。
ただ、このうちイスラエルを射程に収めるものは3分の2程度とされる。

もっとも、すべて撃ち尽くすわけにはいかない。 将来の抑止力のため、一定数を温存しておく必要があるからだ。
さらに、イスラエルの攻撃で破壊されたミサイルもあるとみられる。
このため、CSISの分析では、イランが報復攻撃に使用できるのは「1000発にとどまる」と指摘されている。

地元メディアによると、イスラエル軍もイランのミサイル保有数を1500発程度と推定している。
一方、ハネグビ国家安全保障顧問は16日、イランはなお「数千発の弾道ミサイルを保有している」と強調。
ネタニヤフ首相も13日の声明で、「イランは3年間で1万発のミサイルを製造できる」と訴えた。

イスラエルの発表によると、イランは16日昼の時点で、370発以上の弾道ミサイルを発射し、少なくとも30発が着弾した。 迎撃率は約9割に上る計算だ。
イラン情勢に詳しいレバノンの専門家、カレド・アルハッジ氏は、現在のペースならイランは2週間以上攻撃を継続できると予測する。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae53df6b7833866c5412b0c98f072755232097e9

そして迎撃困難な極超音速弾道弾の在庫は何発じゃろ?