じつは子ブッシュの2003年のイラク占領作戦は、無駄ではなかった。
この作戦の直後の8月末にイランは秘密会議を開き、核武装プランの
日程を再調整して先延ばしすることに決めている。その経緯は2018年に
モサドがイラン国内の特殊作戦によって奪取したおびただしい機密文書の
束を翻訳したことであばかれた。
要するにブッシュのイラク占領がなされていなかったならば、イランは
悠々と20年前に核武装してしまったかもしれなかった。
米軍が行動するということは、それがいかに未熟な指導部の判断に
基づいていたとしても、何かを解決することがあるのである。
トランプはブッシュにごめんなさいと言うべきだろう。