こんばんは
中国では魯迅が非常に人気なのですが、青空文庫で「故郷」を改めて読んで、魯迅の時代から100年経っても階級社会から抜け出せない中国人に深い哀れみを感じました

故郷の最後の場面では地主の子供と小作人の子供が仲を深めるという一縷の希望を描いていますが、その後の中国で実際に起こったのは小作人が地主を吊るし上げて虐殺するという階級闘争の末路の惨劇であり、今では格差が極限まで拡大し共産党幹部という新たな特権階級が国を牛耳っています