>>198
>そもそも大半は迎撃されるのは織り込み済みで旧式ミサイル中心に撃ち込んで迎撃ミサイルを消費させ
>そのうえで新型ミサイルを目標にクリーンヒットさせるって作戦

12日間に及んだイスラエルとイランのミサイルの応酬では、後半になるとそういう混ぜ撃ちをする事で
イスラエル側の防空組織を攪乱し、都市部への弾着を許した事例が幾つかありました。

しかしそれらを含めてもイスラエル側の死者は28人(軍人は任務外で外出中に巻き添えになった一人のみ)
に留まり、イスラエル軍の重要な軍事施設や政府中枢機関に対して有効打は与えられず仕舞いでした。

そしてイラン軍は去年4月と10月の攻撃とは違い、大都市部の民間人居住区に弾道ミサイル攻撃を集中させ、
民間人の被害と犠牲を極大化する事でイスラエル国民の厭戦機運とネタニヤフ政権への反感を醸成しようと
目論みました。

しかし六百発以上の弾道ミサイルを撃ち込みながら、都市部や軍事施設への有効打が三十数発では、
テルアビブを火の海にしたり敵指揮中枢を叩き潰すには少な過ぎたし、イスラエルも長年都市部に地下式の
退避シェルターを多数構築していた為、ミサイル着弾時の人的被害を相当に抑制できました。

そしてイスラエル軍はその圧倒的に優勢な空軍力により、イスラエル側が被った被害の優に数十倍に上る
大打撃をイラン側に与えているのだから、イランが期待したほどにはイスラエル国民に厭戦機運を醸成する
事は出来ませんでした。