>>399
仮にイランの保有する中距離弾道弾の在庫が千発の大台を大きく割り込んでいるのなら、1日百発発射なんて大盤振る舞いは出来ませんよな。

あるいは弾道ミサイルの生産設備が空爆で大損害を被り、射耗したミサイルの補充もままならない状況なら、ミサイルの在庫を徒に消費できないでしょう。

イスラエルの防空システムはイランの弾道ミサイルをどのくらい防げたのか? 戦績と戦訓
Forbes JAPAN 7/3(木) 13:00配信

>イランは1990年代以来、イスラエルを射程に収めるMRBMの開発に注力し、発射準備時間の短縮や命中精度の改善も図ってきた。
>イランのMRBM保有数は長年、控えめなものにとどまっていたが、2020年代に急増し、およそ2000〜2500発まで積み増したと推定される。

https://news.yahoo.co.jp/articles/164a274a8fbff694d173e0b6ff4d7e2bdf39baa2

仮に6/12の時点で中距離弾道弾の在庫が二千発余りあるのなら、初日の時点で200や300発ほど打つ余裕もあっただろうし、イスラエル軍も
それを大きく懸念していました。

そして12日間の戦争でイランは600発余りの弾道ミサイルをイスラエルに撃ち込み、その内500発余りがイスラエル領内に到達しているから、
この500発が迎撃対象に。

更にその半分余りが都市部や軍事目標から逸れて砂漠や無人地帯に落下した為に迎撃を見送った為、実質の迎撃対象は250発余り。
その内着弾したのが30発余りだから、在庫2千発の内その半数の千発の投射を行っていれば、イスラエル軍のミサイル迎撃弾は
もっと早い段階で枯渇し、弾道ミサイルの組織的迎撃がほぼ不可能となり戦局は著しくイスラエルの不利になっていたでしょう。

その段階でイランが長期戦を断行するならイスラエルは白旗を掲げるしか無かったし、米軍の空爆も本丸の地下核施設さえ無事なら
米軍の介入を跳ね除けてイランの主導権で戦争を継続できていたでしょう。

実際にはカタール米軍基地への申し訳程度の小規模なミサイル攻撃の後は即座に停戦に応じましたが。