>>595

>イランが一方的にタコ殴りにされて丸裸、イスラエルはノーダメージという都合の良い戦果描写をしておきながら
>「いやこれから第二、第三の空爆で徐々に潰していくべき」となぜわざわざ逐次投入を正当化しようとしているんだ

>本当にやれるならなぜ今回やらなかった?

一つにはイスラエル空軍の数が半月そこらで全てを成し遂げるには流石に足りなかったという事があるでしょう。

湾岸戦争の多国籍空軍や、イラク戦争の米軍みたいにイスラエル空軍の10倍や5倍の数があれば、その手数に物を言わせて
より多くの成果を上げていたでしょう。

しかしそんな圧倒的な多国籍空軍や米軍もイラク軍の対空砲火で数十機の損失を出したのに対し、今回のイスラエル空軍は
少数の無人機以外損失はほぼ皆無に終わったのだから、第三次中東戦争/6日間戦争以来の圧勝スコア。

仮にアローなどのミサイル防衛用ミサイルの在庫が潤沢なら、もう少し戦争を続けていたでしょうが、10日目を過ぎると
余裕のある防空が行いにくくなり、1日20発程度の敵弾道ミサイルも少なからず撃ち漏らす様に。

米軍の軍事介入も6/22には取り付け、「イランの核施設粉砕」という言質も取った事で、一時停戦に持ち込む口実が得られました。
イスラエルにしても戦争が続き敵ミサイルが降り注ぐ間は国内の生産活動や社会活動の大半を止めざるを得ないので、経済的な
損失も大きく1か月や2か月の長期戦は望むところではありませんでした。

こうして撃ち漏らしたイランの核施設やミサイル施設への攻撃は次の戦いに持ち越しとなりましたが、おそらくそれはアローなどの
防空ミサイルの補充がある程度進む数か月後になってからの事でしょう。

去年10月のイランの大規模ミサイル攻撃から約7か月後にはイスラエルの側から仕掛けたのだから、次に仕掛けるとなれば
ミサイルの補充が進むおそらく半年以上先の話でしょう。