あと「日本の電力は水力、火力でもまかなえることは311で証明されてしまったし、イランのように電力の逼迫が長年続いてるわけでもない」
なんて事を大真面目に抜かしているしな。

福島原発事故の後、問題の無い原発まで菅直人が自身の保身の為に難癖付けまくって全部止めてしまった事で、全電力の1/3
(それも安定供給可能なベース電源)を丸ごと失った日本がどれほどの電力供給危機に陥ったのか忘れたのかと。

特に電力需要ピーク時の猛暑期や厳冬期には、無茶な節電を全国に強いていたし、本来なら廃止予定の老朽火発を強引に
フル稼働させ、定期検査で止めなければならない火発も検査を止めて稼働させてようやく凌げたのだから。

しかも老朽火発はCo2規制の為に順次廃止しなければならないし、石炭火発も増設困難なのだから、原発停止で減った供給能力を
補えない。

太陽光や風力も分刻みで発電力が激変する極めて質の低い電力であり、夜間や無風時には当然出力ゼロとなるから、原子力や
火力水力の様な安定したベース電源には到底なりえない。

しかも地続きの欧州と違い、日本は送電網に繋がらない無資源の島国なのだから、先に原発を全廃したドイツよりも致命的に条件が悪い。

そのドイツにしても、原子力に次いでベース電源の褐炭火発まで廃止を強いられているから、原発大国のフランスから高価な電力を
大量に買い続けねばならないし、そのツケは高価な電力料金による国内経済の衰退という形で表れていますが。