イスラエルは6発以上のミサイルを発射したが、イランから飛来するミサイルはイスラエルを貫通し、目標に向かって急降下するミサイルのプラズマエンベロープが夜空に明るく輝いていた。

6月24日に停戦が合意された頃には、戦場におけるイスラエルとアメリカの防空能力はほぼ枯渇していた。イランは、少数ながらも高性能な攻撃ミサイルを投入し始めていた。

イラン側が戦闘の一時中断を歓迎したのは疑いようもなく、息を整え、自国の防衛体制を再編するためだった。しかし、事態の収拾に最も必死だったのは、イスラエルだった。

イスラエルは、歴史上受けたいかなる被害をもはるかに上回る損害を被った。また、長年培ってきた地上破壊工作と情報収集のための資源をイラン国内に投入し、その露出した資産の摘発は今も続いている。

イランは、大型弾頭による極超音速攻撃を高精度(10mCEP未満)で実施できることを、疑いの余地なく証明した。イランが実際に保有するこれらの最新鋭ミサイルの数と生産速度は未だ不明だが、重要なのは、イランが強力な抑止効果をもたらす戦略的大勝利を収めたということだ。

月を追うごとにイランは力を増し、イスラエルはそれに対抗しようと必死になるだろう。

彼らの議題に和平実現などあるとは思えない。

https://imetatronink.substack.com/p/usisrael-versus-iran-round-one