トランプ大統領のブダペストでのプーチン大統領との首脳会談計画がロシアへの制裁に変わった経緯 -CNN

トランプ大統領の新たな姿勢が恒久的なものなのか、それとも一時的なものに過ぎないのかは、いまだに疑問だ。大統領就任以来、プーチン大統領との電話会談の影響もあって、トランプ大統領はプーチン大統領へのアプローチを 何度も揺らがせてきた。そして、世界の原油価格への新たな圧力は、アメリカの消費者に及ぶ潜在的な影響に耐える覚悟が試されることになるかもしれない。

ホワイトハウス高官によると、大統領の考えを変えたような出来事は一度もなかったという。むしろ、プーチン大統領が戦争終結に一歩も近づいていないことに何度も失望する中で、大統領の考えは変化していった。

プーチン大統領との電話会談の翌日、トランプ大統領はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と閣議室で昼食を共にした。会談は緊迫したものとなり、ウクライナ側は求めていた長距離トマホークミサイルの確保に失敗した。

しかし、トランプ大統領はゼレンスキー大統領に対し、戦争を終結させる譲歩を引き出すよう圧力をかけたが、会談の終わりまでに、現在の戦線での停戦を求める計画を​​まとめた。これはプーチン大統領が平和のために要求してきたものとは程遠いものだった。

ホワイトハウス内部の多くの人々でさえ、新たな制裁措置がこれほど迅速に成立したことに驚いていた。トランプ大統領は数ヶ月前から顧問たちに、いつかロシアに対してより強力な措置を取る時が来たと判断すると語っていた。大統領は顧問たちに、自分の「直感」がプーチンとの関係を別の方向へ進める時だと告げていると示唆した。

https://edition.cnn.com/2025/10/23/politics/trump-putin-russia-reversal-sanctions-summit