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この状況は、ウクライナ軍内部における根本的な問題を浮き彫りにしている。戦術的努力(現場での革新とイニシアチブ)と作戦・戦略的計画を結びつけることのできる中間指揮層が存在しないようだ。最高司令部は戦術レベルからの情報に完全に圧倒されているように見える。事態が悪化した場合に備えた計画は存在しない。これはロシアの戦略の影響もあるが、何よりも内部の問題、すなわち指揮系統間の不整合である。現地の指揮官たちは状況について嘘をついているが、これはウクライナ側が長い間、すべての戦術的動きが地図や録画に記録されるべき国内データ共有システムを誇ってきたことを考えると逆説的である。このシステムが主張どおりに機能しているならば、嘘をつくことは事実上不可能である。つまり、このシステムは主張どおりに機能していないか、あるいは上級司令部がタイムリーに対応し、現地レベルの問題を緩和することができないかのどちらかである。実際には、その両方が当てはまる。現地の指揮官は限界まで疲弊して活動しており、上級司令部は累積した損失のためにこの傾向を逆転させることができない。

この状況における決定的な要因は、ウクライナ政府が戦争の資金を調達できないことである。この問題には二つの側面がある。必要な資金を調達できないこと、そして NATO の支援が非常に高額であることだ。しかし、たとえ資金が増えたとしても、人員と物資の不足は依然として決定的な足かせとなるだろう。

この国は、完璧な嵐の渦中にあります。ソーシャルメディアでは、包囲される危険のある地域からの避難を求める人々を、多くのウクライナ人が攻撃した。彼らの主張はこうだ。「それで、その次は?別の場所で同じことを繰り返すのか?」しかし、まさにそれが問題なのだ。ウクライナ側がより長く生き残るためには、敵が火力を集中できる拠点を作らせないよう、あらゆる手段を講じる必要がある。できるだけ開けた地形で戦い、自然の地形を利用して、ロシア軍の消耗をコントロールし、運が良ければその前進を阻止すべきだ。国が敗北した陣地へ部隊を送り続ける限り、それらの部隊は移動中に死んでしまうだけだ。これが究極のメッセージだ。ウクライナ軍はもはや定位置での戦闘を続ける余裕がない。なぜなら、移動や交代ごとに補充できない人命が失われるからだ。

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