ウクライナのロシア語に対する戦争は間違いだ - THE SPECTATOR

キエフは、欧州地域言語・少数言語憲章に基づくロシア語の保護を剥奪した。国内外の文化戦士たちはこれを勝利と称賛しているが、実際には、この動きは数百万人のロシア語話者ウクライナ人を攻撃し、国を分断し、ウクライナに関するプーチン大統領の主張の一部を裏付けるものとなっている。生き残りをかけた戦いにおいて、ウクライナを分裂させ、プーチン大統領のプロパガンダを助長することは、文化的な余興などではない。それは自殺行為である。

最も明白な証拠は前線にある。塹壕の映像では、ロシア語は少なくともウクライナ語と同じくらい多く聞かれる。彼らは、祖国のために戦い、命を落とした、紛れもない愛国者――ウクライナ人――によって話されている。彼らにとって、ロシア語は「占領軍の言語」ではなく、単に【彼らの】言語なのだ。

グロテスクなパラドックスとは、プーチン大統領がロシア語話者はすべて「ロシア人」だと主張し、ロシア語を話すウクライナ人の国内での地位を認めない強硬派の民族主義者たちがその嘘を繰り返すことだ。しかし、ロシア語を話すウクライナ人は、ヘルソンやマリウポリから前線に展開する数十万人に至るまで、この戦争の最大の犠牲者であり、同時に英雄でもある。

恐怖や誤り、誤算から、キエフは憲法で保障された権利をウクライナ人から剥奪する集団を支持し、彼らの愛国心を蝕んでいる。前線のオデッサ出身兵士たちは、増大する裏切り感と疎外感を語る。街では人々が「ネオ・スターリニズム」や「新植民地主義」が彼らを「国内移民」へと追いやっていると囁いている。

ゼレンスキーはかつてこの点を誰よりも理解していた。就任演説で占領下のドンバス地域に呼びかけるためロシア語に切り替えた際、反対した民族主義派議員を遮ってこう言った。「国を分断するな!」。ところが今や彼の政府こそがまさにそれを実行している。

https://archive.md/QTUnQ
https://www.spectator.co.uk/article/ukraine-will-regret-its-decolonisation-drive/
この法案ってEU加盟に関係してるとかで止まってたのにエルマック解任後の予算案可決のどさくさ紛れに通っちゃったんだよね。
建前上EUは以前のままでよかったはずで、タイミング的にナゾだったんだけど、>>822の疑問とも合わせて>>828が答えなのかも。