スロベニア、NATO加盟に関する諮問国民投票を実施へ  - EURACTIV
この発表は、国防費をめぐる同国の首相の予想外の議会敗北の直後に行われた。

スロベニアの自由主義派のロバート・ゴロブ首相は金曜日、国防費に関する関連法案が議会で予想外に否決されたことを受け、同国のNATO加盟に関する諮問国民投票を実施する意向を表明した。政府の声明 によると、ゴロブ氏は「NATOに残って会費を払うか、同盟から脱退するかの2つの道しかない。それ以外のすべてはスロベニア国民に対するポピュリストの欺瞞だ」と述べた。

スロベニアが6月24日にハーグで開かれたNATO首脳会議でNATOの防衛費増額公約に署名して 以来、不満が高まっていた。この公約では加盟国が2035年までに軍事費をGDPの5%まで引き上げることを想定している。ゴロブ氏は、この反対国民投票案は「国民の真の意思に対する疑念を払拭する」ことを意図していると述べた。

スロベニアの諮問的国民投票には法的拘束力はないが、保守派のSDS党首ヤネス・ヤンシャ率いる野党はゴロブ首相に対し、政府への信任投票を国民投票の結果を結びつけるよう求めているが、ゴロブ首相はこれを否定している。

https://www.euractiv.com/section/politics/news/slovenia-to-call-consultative-referendum-on-nato-membership/