Copilotに作ってもらった

架空インタビュー:宮崎駿、『ガールズ&パンツァー』を語る

――『ガールズ&パンツァー』をご覧になったと伺いましたが、いかがでしたか?
宮崎「ふん……まあ、よく調べてますよ、装備の描写とかね。
   四号戦車D型からH型への換装とか、ちゃんと考証してる。
   だけどね、あのIV号戦車、そんなにスムーズに砲塔回らないですよ、現実は。
   しかも、シュルツェン(側面装甲)まで付けてあの旋回速度はない。
   現場の泥と整備兵の苦労を思い出してほしいね。」
――戦車の動きや描写に関しても何か気になる点が?
宮崎「うん、履帯(りたい:キャタピラ)の動きが軽すぎる。それからエンジン音ね。
   あれ、マイバッハHL120の音じゃない。
   ティーガーと四号の区別が音でつかないんじゃ、戦車乗り失格ですよ(笑)。」
――では、作品として評価できる点はありましたか?
宮崎「映像としては美しい。特にヘッツァーが煙を噴きながら稜線を越えてくるあのカット、あれは本当に良かった。
    あれをやれるスタッフが今いるんだな、と少し悔しかったですね。でもね、私ならもっと汚しますよ。
    あんなにツヤツヤした戦車、実戦では3日ともたない。」
――登場人物が女子高生という点についてはどう思われますか?
宮崎「まあ、それは商業作品の都合でしょう。でもね、戦車に敬意を払うなら、
   戦争の文脈も知った上で“遊び”にしてほしい。私もブタにIV号を乗せた男ですからね……分かるんですよ、
   “戦車と空想”の接点の楽しさは。でも同時に、その重さも忘れちゃいけない。」