「一銭五厘とは召集令状などの郵便物に必要な当時の切手代だ。」

以前岩波から今回ちくま文庫から出た『一銭五厘たちの横丁 』につけた
かつしかけいた氏の解説中の一文である。

この種の誤りは枚挙にいとまがないがこれほど一般化するともう嘘と言ってよい。

ちなみにはがきが一銭五厘だったのは明治32.4.1〜昭和12.3.31で以後二銭である。