勝手に仕様追加させない理念を感じる

https://www.minister.defence.gov.au/transcripts/2025-08-05/press-conference-canberra
この新型フリゲートにより、現在のANZAC型の32発から128発の防空ミサイルを搭載可能となります。
さらに、SM-2およびSM-6ミサイルの発射能力も備えており、これらは世界で最も高度な空中・ミサイル防衛兵器です。
SM-2/SM-6は、すでにホバート級駆逐艦や将来のハンター級フリゲートにも搭載予定で、海上・陸上・航空目標への長距離打撃能力を海軍にもたらします。

もがみ型はさらにトマホーク巡航ミサイルの発射能力も持ち、海軍の打撃範囲は275kmから2500kmへと10倍近く拡大します。
これは、汎用フリゲートとしての能力を大きく引き上げるものです。

さらに重要なのは、もがみ型がADF(豪国防軍)の他の装備との相互運用性が最も高かったことです。

本日、私たちは新たに設立された戦略的造船企業「Austal Defence Shipbuilding Pty Limited」と戦略的造船契約を間もなく締結することも発表します。
これにより、西オーストラリア州ヘンダーソン地区における継続的な造船事業の流れと数千の雇用が確保されます。
同地区は今後、重/中型揚陸艇の建造拠点としても統合されていく予定です。

この統合が成功すれば、副首相が述べたように、日本で最初の3隻が建造された後、もがみ型の生産はヘンダーソンへ移管されます。

また、設計について強調しておきたいのは、戦闘管理システムの翻訳と、オーストラリア法に基づく規制変更を除き、もがみ型フリゲートの設計には一切変更を加えないということです。
それらの変更は、国防省長官および国防軍司令官が、副首相と私との協議のもとでのみ承認可能とされています。
これは過去の調達経験から学んだ教訓であり、能力を迅速に導入するための保証策です。