80年代中頃にRRは日本のFSX国内開発案やテジャス初期案にRB199-67Rというトーネード搭載エンジンの改良型を提案したことがある
おそらくトーネード用のRB199のままだと推力不足だったから
ただ、FSX国内開発案はF404搭載前提であり、テジャス初期案もF404搭載を選んだ
改良型とはいえ生産されるかわからないエンジンを前提の開発計画には無理があった
インド国防当局がRR提案よりサフラン提案を推すのはそういう理由
ベースエンジンさえ現時点ではなく、量産されるかわからないRR提案はテジャスの時より不利な立場
いくらRRが有利性を説いても説得力がない
イギリスがエンジン開発の優位性に胡座をかいて開発を怠ったことがこういうとこにも影響している

FCAS(テンペスト)が頓挫したのもエンジン開発を怠ったのが大きな理由
エンジン開発技術でイタリアやスウェーデンを好きなように使えると甘い考えを持っていた
だから自ら掲げた実用化時期を無視するような構想を平気で出してきた
そしたらイタリアはエンジン開発に目処をつけた日本の次期戦闘機に乗り換えるという行動に出た
エンジン開発の有利性を失ったと同時にイギリスは他国を引っ張る力を喪失した