>>914
バルト三国やポーランドは冷戦終結後、西側との統合を選び、民主化と制度改革を進めた。
EU加盟に向けた法整備や汚職対策が実行され、外資も入り、経済成長と市民の自由が両立した。

一方、ベラルーシなどロシアの衛星国では、親露の支配層のみが富を独占し、一般国民は貧困と統制の中に置かれたまま。

ロシアにとっては、忠誠心のある支配層だけを富ませ、秘密警察と情報統制で大衆を抑えた方が支配コストが安い。
民衆に自由や富を与えるより、統制しやすい貧困層を維持する方が効率的。

この支配構造はロシア本国だけでなく、衛星国にも輸出されており、制度の変革は極めて困難。

自由主義を維持したい国にとって、ロシア型体制の浸透は制度的・文明的な脅威になりうる。