中国人富裕層に巻き起こる“松濤ブーム”、
中国系不動産業者「過去5年で売りに出された一軒家と更地の6割は中国人が購入」
https://news.yahoo.co.jp/articles/562a18d9d8050e78a168051a02e7726720880db3

数億円もする物件をポンと一括で購入──。
中国人の超富裕層の熱い視線が今、安倍晋三元首相の暮らしていた邸宅がある東京・渋谷の一等地に注がれているという。


「松濤の物件は30億円で販売していましたが、すでに売れてしまった。もしよろしければ類似の物件を探しますよ」

こんな具合で、連絡を繰り返しても、「売れてしまった」という返答が多く、なかなか松濤の物件の話に辿りつかない。
数億円超の物件が広告を出したらすぐに売れる──
信じがたい話だが実際にどのような中国人が購入しているのだろうか。

SNSの業者とはなかなか話が進まないので、
都内で中国人富裕層向けの高級不動産仲介業を行なう中国人に会って話を聞くと次のように明かした。

「顧客の多くは日本での一時滞在用に5億~40億円の物件購入を希望しています。
特に200平方メートル以上の高級マンションが人気で、10億~30億円の物件が売れていきます。

一方、湾岸エリアのタワマンは、大抵が1億~3億円くらい。
中国では、“普通の人”が買っている。
中国でも超富裕層は賑やかな場所を好みません。
そのため閑静な松濤は非常に人気がありますが、とにかくまだ物件数が少ない。
古くから住む人が多いこともあって特に土地は不動産業者でも奪い合っている状況です。
過去5年、松濤エリアで売りに出された一軒家・更地は20~30件ほどだと思います。
このうち6割ほどは弊社の顧客を含めた中国人富裕層が購入していると思います」