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ロシアにおけるブリヤート人やトゥバ人などの少数民族の戦死率が著しく高いという主張は、複数の独立系メディアおよび学術研究によって、統計的に裏付けられている。

まず、BBCロシア語版とMediazonaが共同で収集した戦死者データは、地方自治体の公式発表、地域報道、遺族によるSNS投稿など、複数の公開情報源を用いて構成されており、単一のSNSアカウントに依存したものではないhttps://www.npi.or.jp/research/data/npi_commentary_mano_20240213.pdf

このデータは、2023年11月時点で、トゥバ共和国の戦死率がモスクワ市の約48倍、ブリヤート共和国が約37倍であることを示している。

加えて、英国エクセター大学のAlexey Bessudnov准教授による論文では、公開情報に基づきAIによる氏名分類を用いて民族別戦死率を分析しており、ブリヤート人の戦死リスクはスラブ系の約3.8倍、トゥバ人は約4.7倍とされている。
https://www.npi.or.jp/research/data/npi_commentary_mano_20240213.pdf
この研究は、ロシア最大の検索エンジン「ヤンデックス」における弔慰金検索率との相関も確認しており、データの信頼性を補強している。

さらに、自由ブリャート財団による別の研究では、独自に収集した戦死者リストを民族活動家が検証し、ブリヤート人の戦死率が人口比の約6.7倍に達することが示されているhttps://www.npi.or.jp/research/data/npi_commentary_mano_20240213.pdf

この分析は、地域別・部隊別の配置状況も考慮しており、単なるSNS投稿ではなく、複数の情報源と専門的知見に基づいている。

以上のように、少数民族の戦死率に関する主張は、複数の独立した情報源と学術的手法によって検証されており、「架空の死者」や「捏造チャンネル」に依拠したものではない。反論には、具体的な統計手法や代替データの提示が求められる。