撤退12か国「跡地」盛況、苦肉の策が大当たり…ミャクミャクハウスに長蛇の列・イベントホールも日程目白押し (読売 5/6)

大阪・関西万博で、公式キャラクター・ミャクミャクと触れ合える「ミャクミャクハウス」が連日にぎわっている。
この建物は、万博参加を辞退した中米の国がパビリオンを開くはずだった場所だ。出展を表明しながら撤退したのはロシアやイランなど12か国。
「跡地」が空き地や空き部屋として残る懸念もあったが、全ての区画で施設が整備され、来場者を迎え入れている。(猪原章、足立壮)

万博会場の玄関口・東ゲート付近にあるミャクミャクハウスは、先着60人が30分で入れ替わる仕組みで、入場を待つファンの行列ができている。

ハウス内で、来場者はぬいぐるみなどの展示物を見たり、「会いに来たよ」とメッセージボードに書き込んだり。
ミャクミャクが扉を開けて姿を現すと、大歓声が上がった。 大阪市大正区のアルバイト(45)は
「ミャクミャクを気持ち悪いと言う人もいるが、目が愛くるしくて私は大好き。行列も苦に思わない。また来たい」と話した。

ミャクミャクハウスは、中米エルサルバドルが昨年12月の土壇場になって撤退した事態を受け、日本国際博覧会協会(万博協会)がひねり出した
アイデアだった。 協会は、開幕前から人気を集めるミャクミャクに「必ず会える場所」を会場内に作ろうと模索していた。
協会幹部は「いろいろあっての苦肉の策」と言うが、今では人気施設の一つになっている。

フランス館横のイベントホール「フェスティバル・ステーション」も跡地活用策の一つ。ロシア館の建設予定地に建てられた。
(中略)
ここがイベント施設として整備されたのは、「シャインハット」など六つの既存施設が催事などの予約で開幕前から飽和状態になっていたためという。
「第7の施設」となったこのホールも日程が目白押しで、万博ならではの国際色あふれたイベントが続く。(後略)
https://www.yomiuri.co.jp/expo2025/20250505-OYO1T50026/?dicbo=v2-6SXJbtQ

少し前の記事だけど、開催前に海外パビリオンの撤退が相次いだ大阪万博だが、それらが抜けた跡地はこうして有効活用されているそうで。