無人機をレーザー迎撃、2031年度配備へ研究着手…護衛艦に搭載し「飽和攻撃」に対処
読売 8/4(月) 5:00配信

防衛省は今年度、攻撃を仕掛けてくる小型無人機(ドローン)を迎撃する護衛艦搭載用レーザーの研究に着手する。
中国軍が大量の無人機による「飽和攻撃」を実用化する可能性が指摘されており、護衛艦による対処能力を強化する。2031年度以降の配備を目指す。

ミサイルより安価、無人機の群れを迎撃するイメージ
https://www.youtube.com/watch?v=1tlarm4oUYI

レーザーを照射して無人機を焼き切ったり、センサーを破壊して無力化したりする能力を持つことを目指す。
安価な無人機に対し、1発あたり「億円単位」(防衛装備庁幹部)かかる対空ミサイルで迎撃するのは費用対効果が悪い。
無人機がスウォーム(群れ)で襲いかかってきた場合、迎撃ミサイルが不足する恐れもある。
レーザーは電源さえあれば連続して照射でき、より低コストで対処できる。

現在、開発中の陸上配備型高出力レーザーは長さ約12メートルのコンテナ2個分と大型なため、護衛艦に搭載できるよう小型化を進めるほか、艦艇内で
電源を確保し、既存の防空システムなどと連携できるようにする。
運用試験を28年度から30年度にかけて行う。 今年度予算には、29年度までの5年間の研究開発費約183億円を計上した。

25年版防衛白書は、中国が18年に無人機200機によるスウォーム飛行を成功させたとして、
「従来の防空システムでは対処が困難になることが想定される」としている。
防衛省によると、南西諸島周辺で確認され、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進(スクランブル)させた中国無人機の数は24年度に30機(推定含む)で、
21年度の4機の7倍となった。 中国が今後、無人機を軍事用に大量生産する可能性も指摘されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5fa847163cc5cc1b005d24e73c352383fe02029

今年5月に川重が発表した広報動画だと、もがみ型への搭載を念頭に置いていて、1隻にレーザー砲4基搭載仕様に。