>>478
やはり君は小学校の社会科の教科書から読み直したほうがいい

アリストテレスの政体分類は、古代ギリシャの都市国家を前提としたものであり、現代の民主主義とは制度も思想も大きく異なる。
「多数による政治=民主政治」という定義は、あくまで数的分類に過ぎず、自由・権利・法の支配・権力分立といった近代以降の民主主義の核心を含んでいない。

西欧の民主主義は、ジョン・ロックによる自然権思想、モンテスキューによる三権分立、ルソーの人民主権、ジェファーソンの権利章典などを経て、単なる多数支配ではなく、個人の自由と制度的制約を重視する構造として発展してきた。

「多数なら民主」という単純化は、むしろ衆愚政治への警鐘としてアリストテレス自身が警戒していたもの。
制度や思想の発展を無視して「中国とか言い出すな」と切り捨てる態度こそ、歴史的理解の欠如を示している。