>>542
ギルキン自身が、クリミア住民投票はロシア軍による強制下で行われたと述べている。
国連総会決議68/262はクリミア併合を違法と明記し、国際司法裁判所も支持していない。

ギルキンはFSB出身で、2014年のドンバス紛争では親露派武装勢力の指導者だった。NATOとの関係を示す証拠はなく、傭兵活動期間が長いという指摘も出典が示されていない。
グラディオ作戦は冷戦期欧州での特殊作戦であり、現代ウクライナ情勢に直接適用するのは困難。偽旗作戦の存在を根拠にギルキンをNATO代理人とする主張は推測に依存している。
クリミア住民投票はロシア軍の事実上の支配下で行われ、国際監視団はロシア側の拒否により派遣されなかった。「安全保障」を理由に監視団不在を説明するのは「平穏だった」との主張と矛盾する。
ヤヌコビッチ政権の正統性を根拠にロシアの介入を正当化するのは、国際法上の主流な見解と一致しない。国連総会決議68/262はクリミア併合を違法と明記し、国際司法裁判所も支持していない。ブダペスト覚書は政権の性質に関わらず領土保全を保証しており、ロシアの軍事介入は違反となる。
安保理の拒否権は常任理事国が単独で行使でき、他国の同意は不要。総会決議は拘束力を持たないが、国際世論や法的解釈に影響を与える。安保理と総会決議の役割を混同するのは誤り。