ハマス、ガザのイスラエル軍駐屯地を大規模襲撃「極めて異例」
AFP=時事 8/21(木) 12:37配信

イスラエル軍は20日、パレスチナ自治区ガザ地区の駐屯地に対するイスラム組織ハマスの攻撃を撃退し、戦闘員10人を殺害したと発表した。
ハマス側は、イスラエル兵数人を殺害したと発表している。

イスラエルメディアは、2023年10月にハマスによる攻撃をきっかけとする紛争が始まって以来、ガザでイスラエル軍がこうした攻撃を受けるのは
極めて異例だと報じている。

イスラエル軍は声明で、「本日午前9時(日本時間同日午後3時)ごろ、南部ハンユニスにある第90大隊駐屯地付近の複数のトンネル坑道から
テロリスト15人以上が姿を現した」と述べた。

「テロリストは駐屯地に向けて銃と対戦車ミサイルによる複合攻撃を仕掛けた。
数人が駐屯地に侵入したが、近接戦闘と航空支援攻撃によって排除された」と付け加えた。
イスラエル軍は、この襲撃で兵士1人が重傷、2人が軽傷を負ったと述べた。

「駐屯地部隊は(イスラエル空軍と連携し)近接戦闘と空爆によりテロリスト10人を排除した」とし、更に戦闘員8人がトンネルに逃げ込んだと付け加えた。

イスラエル軍ラジオのドロン・カドシュ記者は、ハンユニスでの駐屯地襲撃は紛争開始以来「異例」だと述べ、イスラエルのニュースサイト
「タイムズ・オブ・イスラエル」も「異例の事件」と報じた。(続く)