>>818
ウクライナや欧米が「日本のために戦っている」という前提は必要ない。現実には、彼らは自国の利益と安全保障のためにロシアの侵略を抑えようとしている。その結果として、ロシアが軍事的・経済的に疲弊すれば、極東での軍事活動や対日圧力が低下し、日本にとっても間接的な利益が生じる。
つまり、ウクライナ戦争の継続が日本の利益になるというのは、「日本のために戦ってくれ」という話ではなく、利害の一致によって副次的に恩恵を受ける構造の話。国際政治は常に利害の重なりで動いており、直接的な献身を期待する必要はない。
ただし、日本がこの状況から利益を得ている以上、ウクライナの抵抗と犠牲に対して戦略的な感謝と支援を示すことは当然の責務である。それは道義的な美談ではなく、自国の安全保障を守るための合理的な投資であり、冷静な分析と長期的視点に基づく対応である。
日本はロシアの戦力分散や経済的消耗を戦略的に活用しつつ、ウクライナへの支援を通じて自国の利益を確保するべきであり、これは感情論ではなく構造的な利益の話として捉えるべきだ。