ロシアの侵攻止め「天国行きたい」 トランプ氏が異例の告白―米

【ワシントン時事】「週7000人の殺りくを止め、できれば天国に行きたい」。ロシアとウクライナの仲介に取り組むトランプ米大統領が19日、FOXテレビのインタビューでそう語る場面があった。
「現状では難しそうだ。私は(天国行きの)最下層にいるらしい」と自虐的に冗談を飛ばした。

トランプ氏「ノーベル平和賞欲しい」 ノルウェー財務相に電話―報道

 今年79歳を迎えたトランプ氏。昨年7月の暗殺未遂事件後、「神の祝福により命が救われた」と語ったことはあるが、信仰や死後の概念について話すのは珍しい。

 トランプ氏はロシアのプーチン大統領やウクライナのゼレンスキー大統領、欧州首脳らを米国に迎え、ウクライナ侵攻を続ける
ロシアとの和平合意を目指し外交を活発化している。
インタビューでは「天国に行けるとすれば、これ(侵攻終結)が一つの要因になるだろう」と述べた。

 トランプ氏はここ最近、ノーベル平和賞受賞への意欲も隠さず、「就任後に六つの戦争を終わらせた」と訴えたり、「どれほど成果を重ねても私は賞をもらえない」とぼやいたりもしていた。