>>816
「ウクライナ軍の方が兵力が多かった」「当初は数倍だった」って話、完全に事実と逆。2022年2月の開戦時点で、兵力・装備ともにロシアが圧倒的に優勢だったのは国際的に確認されてる。

ロシアは開戦時に約90万人の正規軍を保有し、うち約12~15万人をウクライナ侵攻に投入。加えて準軍事組織(ワグネルなど)や予備役を含めると、総兵力は100万人超。対するウクライナ軍は、正規軍が約20万人、予備役や領土防衛隊を含めても開戦時点では40~50万人規模。兵力差は明らか。

その後、ウクライナは志願兵や動員で兵力を増やし、2023年には総兵力が70万人を超えたとされるが、ロシアも2022年秋に30万人以上を追加動員。2024年以降も継続的に補充しており、兵力の「逆転」が起きたという証拠はない。局地戦での優位はあっても、全体でウクライナが上回ったというのは誤認。

ゼレンスキーが「兵力は優勢」と言ったという話も、出典不明。仮に言っていたとしても、それは士気や戦術面での強調であって、単純な兵力数の比較ではない。トルコでの会見でそう発言したという確定的な記録も見つかっていない。

兵力の優劣は単なる人数だけじゃなく、装備・訓練・補給・士気・指揮系統など複合要素で決まる。ロシアは兵力だけでなく、火砲・航空戦力・ミサイル・電子戦能力でも優位を持っていた。ウクライナが善戦しているのは西側の支援と戦術的柔軟性によるもので、兵力が「数倍優勢」だったからではない。

結局、「ウクライナ軍の方が多かった」って主張は、ロシアの侵攻を正当化したい勢力のプロパガンダに近い。