>>299
それこそ銀英伝ではないか。

ヤン・ウェンリーは繰り返し、「戦術的勝利で戦略的状況を覆すことはできない」と言い続けとる。

「戦術レベルでは奇跡も偶然もおこりっこない。だから戦略こそ、ほんとうに思考する価値があるんだよ」
「吾々は戦略的にきわめて不利な立場にあるし、戦術レベルでの勝利が戦略レベルでの敗北をつぐなえないというのは軍事上の常識だ」
「戦場に着くまでは補給が、着いてからは指揮官の質が、勝敗を左右する」
「戦術は戦略に従属し、戦略は政治に、政治は経済に従属するというわけさ」
「戦略を読め。予測内の思考をするのは凡人。予測を超える思考ができて名将だ」

日露戦争時の日本海海戦の大勝利の影響か、はたまた先の大戦の影響か、
日本人はどうしても「大軍を揃えて補給を充実させて、力で相手をねじ伏せる」戦い方に持っていくのが難しい。

そらあまぁ、戦う相手が自国より国力や軍事力にまさる国と戦争しようってんだから、必然的にそうならざるを得ない、
という気はする。