T-72より強力:ウクライナ戦車兵団、クロアチアの最新鋭M-84で強化
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クロアチアのM-84戦車が第141機械化旅団に納入された。兵士らは戦車の印象やソ連時代のT-72との違いについて語った。
ドネツィク州とザポリージャ州の境界付近で活動するこの戦車部隊は、クロアチアの戦車のベースとなったソ連時代のT-72Mと比べて、車両の先進的な電子機器と高度な自動化レベルを強調した。
「すべてを手作業で操作する必要はなく、電子機器が多くの処理を担います」と、コールサイン「ロッキー」で知られる戦車長は語った。
クロアチアの戦車は、そのほとんどが2023年までに大規模なオーバーホールとM-84A4スナイパー規格へのアップグレードを受けたため、良好な状態で到着したと伝えられている。
戦車乗員は車体と砲塔にコンタクト1爆発反応装甲と対ドローンメッシュスクリーンを装備した。それでもなお、この戦車がクロアチア製であることは明らかで、特に砲塔左側にある砲手用の特徴的な照準器がそれを物語っている。
これは、昼間チャンネルと赤外線暗視チャンネルの両方を備え、デジタル射撃管制システムに統合された SCS-84複合照準器だ。
このシステムは、機内の気象観測所とレーザー距離計からのデータを使用して照準調整を自動計算することにより、砲手の作業を大幅に簡素化する。
1980年代のソ連の輸出戦車とは異なり、クロアチアのM-84は、新型の1,000馬力V46-TKディーゼル エンジン、および改良された砲塔回転および砲仰角駆動装置により、機動性と操縦性が向上している。
一方、防御力は変更されていない。近代化改修において、本車は追加の装甲や反応装甲パッケージを装備していない。装甲はT-72M1/T-72Aの防御力レベルに相当する。
これらの車両の移転に関する最初のニュースは昨年11月に報じられた。当時、クロアチア当局は戦車30両の供給計画を発表した。ウクライナ軍は、これに加え、M-80歩兵戦闘車30両も受け取る予定だった。