ミレイへの批判と実態を軽く検索するとこんなのが引っ掛かった
ビットコイン・スタンダード著者、アルゼンチン・ミレイ政権の経済政策を「ポンジスキーム」と指摘 2025/09/17
”ミレイ大統領は中央銀行の廃止や政府の縮小、通貨の健全化などの自由主義(リバタリアニズム)を掲げて2023年に当選した。しかし、中央銀行は廃止されず、就任後の20ヶ月で、通貨供給量は急増(M0: 344%増、M1: 152%増、M2: 114%増、M3: 164%増)。政府は積極的な為替介入を行い、債務も増加した。

アモス氏は、債券に対する投機のみが経済安定への唯一の道となる金融システムをミレイ政権が構築してきたと批判”
”生産活動や雇用創出に向かうべき数百億ドル規模の資本が、すべて「ロシアンルーレット」のようなこの金融ゲームに吸い込まれており、現在1年以内に償還されるペソ建て債務の規模は400〜800億ドルとも推定されている。

しかし、このロシアンルーレットは完全に予測不能なものではなく、債券を発行する政府関係者は、投資と撤退のタイミングを的確に把握している。また、資本移動の自由化により外国人投資家もこのゲームに参加可能となっている。

例えばJPモルガンは、4月に顧客にこのゲームへの参加を促し、6月末にはこのゲームからの撤退を発表し、その3ヶ月間で、年率64%の利益を上げた”
”このようなキャリートレードは通貨発行と債務の繰延を継続できるため、政府にも利益をもたらすとアモス氏は言う。それが、ミレイ政権がこの「寄生的な詐欺」を延命させている理由だ”
”「法外な金利」で、債務の借り換えを継続することは、到底不可能であることから、自己のスキームが崩壊するのも時間の問題”
”キャリートレードのような非生産的な詐欺行為が続き、国の資本や人材は実りある事業ではなく、破滅的な金融カジノに吸い込まれ、国家を破滅的な道へと向かわせると主張。ミレイ大統領が中央銀行の閉鎖を拒否したことは、自由至上主義的な言説が見せかけであることを露呈している”