>>343
昔のマニアはボードウォ‐ゲームを嗜んだので、「包囲」の概念を掴んでいたんだがな。
通例、ゲームマップは六角形のマスで埋められており、自軍部隊の存在するマスの対辺の2つのマスに敵の部隊コマが入り挟まれると(6辺のうち4辺が開いているのに)「包囲」が成立する。
それは各部隊のコマに接する6つのマスがZOC(zone of control 支配地域)になり相手に影響を及ぼすから。
つまり、自軍コマの周りの6つのマスの内、敵軍コマは対辺の2つのマスに陣取っているだけだがコマのいない残りの4つのマスにも影響力を発揮していて自軍部隊コマへの補給線を塞いでいるのだ。
この「影響力」の正体はぼんやりと解説されているけど、戦況図でいうグレイゾーン(どちらも支配できず自由な利用ができない地域)とでも思ってもらおう。解説では部隊のいるマスの周りのマスにも当該部隊の一部が滲み出しているんだとか、射程の範囲だとかくらいにザックリぼんやり解説されている(実際の現象をゲーム的に処理してるということ)。
で「包囲」された部隊には”補給切れ”による様々な制約(ゲームによるが、攻撃の禁止、移動の制約など)が強制される。
まあ、こうした包囲の概念は「はさみ将棋」にも表れているわな。