襲撃部隊が中心部への待ち伏せ攻撃を突破した後、ポクロフスク市庁舎にウクライナ国旗が掲げられた
https://euromaidanpress.com/2025/11/05/ukrainian-flag-flies-over-pokrovsk-city-hall-after-assault-teams-fight-through-ambush-into-center/
第425独立突撃連隊「スケリア」の突撃部隊が、ロシア占領軍からポクロフスク市議会ビルを奪還した。同連隊の報告によれば、ウクライナ国旗が再び同ビルに掲揚されている。
ゼレンスキー大統領は、ロシアのポクロフスクにおける戦略について言及し、クレムリンが米国政府に対し「ウクライナ東部全域を制圧できる能力がある」と見せかけようとしていると述べた。

ウクライナ突撃部隊がロシア防衛線を突破
作戦中、2つのウクライナ突撃部隊がポクロフスク中心部への進入と市議会ビルの占領軍掃討を任務とした。
「輸送部隊が待ち伏せ攻撃を受けたにもかかわらず、部隊は市街地への進入に成功した。銃撃を受けたがロシア兵を排除。負傷した兵士1名のみが戦闘任務を継続した」と軍は説明した。

奇襲作戦が決定的要因に
部隊によれば、作戦は綿密に計画された。奇襲の要素を活用し、戦闘員たちは目標地点に到達しただけでなく、実際にロシア軍が駐留していた建物を制圧した。
ポクロフスク市議会庁舎は、市の南部、いわゆる「グレーゾーン」の奥深くに位置している。
一方、ウクライナ総参謀部は、ロシア軍が同市をめぐる戦闘で損失を被り続けていると報告した。ウクライナ国防軍部隊は増強され、ポクロフスク=ミルノグラード都市圏の防衛は継続中である。
「我々の部隊や編成が包囲される事態は発生していない」と報告書は強調した。

ウクライナ軍はポクロフスクの20%を死守
参謀本部によれば、市内への潜入・再編成を図る敵軍の阻止措置が講じられており、足場を築こうとするロシア歩兵部隊に対しては活発な抵抗が続いている。
同時に軍は、ロシア軍がポクロフスク戦線に17万人の兵力を投入した結果、市域の80%が依然占領下にあると報告している。
「都市の80%を失い、残る20%を死守しているが、そこでも劣勢だ」とウクライナ防衛部隊は語る。
市内に残る戦闘員らは、ポクロフスクの姉妹都市ミルノグラードからの撤退は想定していないと付け加えた。