「財務省の意識改革進行中」と片山さつき氏 「世界最高の債務残高比率」表現を削除
11/5(水) 10:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6de446563a9ce9081d5c454dcc8c1aa1ffb9a18
(抜粋)
 片山氏は、就任後に改定された財務省のパンフレットを挙げ、日本の財政状況を示す
国際指標などを「客観的に書くようになった」と指摘。パンフレットでは、財政健全化の指標である
「基礎的財政収支(プライマリーバランス)の国際比較」について、
「世界最高の債務残高対GDP(国内総生産)比水準を抱える」との表現から
「諸外国と比べても突出した水準」と和らげた。2023年の同比率は240%で、
債務危機に陥ったギリシャを上回る水準であることは変わらない。

 首相は、債務残高から政府の現預金や有価証券などの金融資産を差し引いた「純債務残高」を
指標として用いるべきだと主張している。純債務残高対GDP比では大幅に減り、積極財政への批判をかわす狙いが透ける。
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もう、市場もIMFも「債務残高の対GDP費」では判断しなくなってきている。
(国債の格付け会社は相変わらず債務残高の金額にこだわっているが)
複式簿記に基づく資産と負債のバランスシートから得られる「純債務残高がどうなっているか」がより重要であろう。

もっとも片山大臣いわく、同じ「純債務」であっても、どの費目を入れるのか入れないのかでIMF基準と財務省基準では
異なるらしい。
もちろん財務省基準では、より悪い数値として現れてくる。