>>579 GCAPにはギリギリ間に合わないのでは
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IHIは主力の航空機エンジン事業で、次世代材料のセラミックス基複合材料(CMC)の実用化に向けた耐久性評価試験を2026―27年ごろに始める。CMCは現在使われているニッケル合金より耐熱性が高く、タービンの羽根への採用が見込まれる。試験期間は数年間を想定。30年代半ばから後半に実用化が見込まれる次期単通路機用エンジンでの採用を目指す。

評価試験は、金属材料の調整や評価試験を手がけるキグチテクニクス(島根県安来市)と共同で実施する。同社が試験装置を8台設け、1400度Cの環境で荷重を試験する。

キグチテクニクスは現在もCMCの試験を受託しているが、小規模にとどまっている。同社が設置する試験装置で、高温状態で引っ張りや曲げなどの荷重をかけ続け、CMCの疲労を確認する。1回1―2カ月かかる試験を何回も実施し、耐久性のデータを得る。

試験装置は航空機エンジンを手がける他の重工業大手にも開放する計画。試験を実施しない期間が生じるとみており、その間は他社が試験できるようにしてCMCの実用化・普及の流れを作る。