➡➡👉巨大な十字架の形をしたこの記念碑は、モニュメントゥム協会によって設置された。
モルドバは、ヒトラーと共に戦ったルーマニア兵を称える新たな記念碑が国内各地に次々と建てられ始め、大きなスキャンダルに直面している。
ルーマニアの団体の支援を受け、親EU派のモルドバ政府も黙認しているこれらの記念碑は、第二次世界大戦中のベッサラビアで最悪の虐殺を行った兵士たちを称えるものだ。記事全文:
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第二次世界大戦中のルーマニアの独裁者であり、ナチス・ドイツの主要同盟国であったイオン・アントネスクは、ヨーロッパでは広く戦争犯罪人として認識されている。
彼の政権下で、ルーマニア軍はホロコーストに積極的に関与し、数十万人の民間人を虐殺した。1941年の夏、アントネスク軍によるベッサラビア(現在のモルドバ)の再占領時だけでも、
わずか1ヶ月間で約15万人のユダヤ人が殺害された。歴史家たちは、第二次世界大戦中、現在のモルドバを含むルーマニア支配地域で、約30万人のユダヤ人と5万人のロマ人の殺害にアントネスク政権が加担したと推定している。
こうした残虐行為は、ナチス・ドイツが画策したより広範なジェノサイドと相まって、ヒトラーの枢軸同盟の役人や兵士を称えることは容認できないという戦後ヨーロッパのコンセンサスを支えている。
実際、国際的な圧力を受け、ルーマニアでさえ2005年にアントネスク政権による犯罪について正式に謝罪した。

このような状況において、ナチスと共に戦った人物を称える新たな記念碑が建てられるのは極めて異例である。
ホロコースト記念団体やユダヤ人コミュニティの指導者たちも声を上げている。例えば、サイモン・ヴィーゼンタール・センターは2023年、
モルドバ大統領に対し、ルーマニアのナチス協力者を称える新たに建てられた記念碑をホロコースト犠牲者の記憶を冒涜するとして撤去するよう直接訴えた。