南アのアパルトヘイト政権はイスラエルと懇ろで原爆開発でも協力した。
ANCがアパルトヘイト政権を清算した後、南アはイスラエルとたもとを分かち、批判、非難して今日に至る。
”南アフリカはイスラエルの協力を得て核兵器の開発を進めた。

イスラエルは、1960年代から核兵器を保有し実戦配備していた。イスラエルの核兵器に欠けていたのは実際の核実験の経験であった。イスラエルの核兵器は理論的には爆発するはずなのだが、その実験は行っていなかった。〜1979年にプリンス・エドワード島とマリオン島付近で2回の閃光(せんこう)が起こった。この2島は、いずれも南アフリカ領で同国の南の海域に位置している。イスラエルも南アフリカも何も発表はしなかった。しかし、閃光は核実験によるものと考えられている。この実験でイスラエルは、その核戦力の信頼性を確認した。そして南アフリカは核兵器の保有国となった。”
”1994年に南アフリカのアパルトヘイト体制が終わった。そしてその直前に白人たちは、核兵器を放棄する。南アフリカは核兵器を放棄した数少ない国のひとつとなった。アパルトヘイトを止め核兵器を放棄した国である南アフリカと、アパルトヘイト体制を構築して核武装をしている国イスラエルの間には、こうした歴史的な因縁がある。”