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そーいや今月のJ翼でイラン空軍ファントムの面白そうな話してたな。

イラン空軍のファントムはパーレビ王朝時代に購入した機体が今年6月の時点でなお40機ほどあり、ドラ猫がほぼ退役した
今となってはイラン空軍の実質的な主力でした。

しかし元が半世紀前の機体ではアビオニクスが古過ぎて(特にアナログのAN/APQ-120レーダー)とても21世紀の戦場では
通用しない為、イラン空軍も細々とファントムの改良に取り組んでいました。

そして2020年代にはレーダーを独自開発のデジタル系に換装し、その他のアビオニクスも可能な限り改良してなおかつ
国産のアムラームモドキミサイルも撃てる様にした「イラン版スーパーファントム」が形になり、2025年前半の時点で
およそ十数機が戦力化。

しかしここで6月に「イラン・イスラエル12日間戦争」が勃発し、開戦初日に長SAMと早期警戒システムと防空指揮所を
まとめて叩かれたイラン軍は圧倒的優勢なイスラエル軍機相手に迎撃機を上げられなくなり、貴重な稼働機は堅固な
コンクリート製バンカーの中に退避させました。

しかし当のイスラエル空軍もこのスーパーファントムを打ち漏らすと後々厄介な事になるのは十分承知しており、機体が
格納されたバンカーもたちまち所在を掴まれイスラエル空軍の精密爆撃を受けて、片っ端からバンカーごと潰されました。

その結果貴重なスーパーファントムで編成された虎の子の1個飛行隊10機がバンカーごと潰されて全滅。
空爆を免れた他のファントムは未改修だったり改修レベルが低い為、イラン空軍涙目の大打撃でした。