英誌「日本はタカ派の高市首相の下、攻撃できる国に変わりつつある」
クーリエ・ジャポン 12/8(月) 19:00配信

高市首相の下、日本は「憲法上の平和国家」から「近代的な軍事国家」へ転換していくと、英誌は指摘する。
防衛力強化に向かうための、日本の課題について分析する。

・日本が迎えた「大きな転換点」
2025年10月、海上自衛隊の護衛艦「ちょうかい」が横須賀基地を出港し、米国カリフォルニア州サンディエゴに到着した。
目的は、米国製巡航ミサイル「トマホーク」を搭載するための艦艇改修と乗員訓練である。
海上自衛隊にとってトマホークを運用可能にするのは初めてであり、日本はこれから数百発を取得する予定だ。

こうした長距離兵器の配備は、中国本土や北朝鮮の奥深くを狙う能力を持つことを意味する。
これは、日本が「憲法上の平和国家」から「近代的な軍事国家」へと変貌を遂げつつある象徴的な出来事だ。
敵領土の標的を攻撃できる能力は、長年タブーとされてきたものだった。

もし日本のタカ派の新首相、高市早苗の望む通りに進めば、この安全保障の転換はさらに加速するだろう。
日本の軍拡は、中国や北朝鮮という攻勢的な近隣国への対応、そして同盟国である米国の将来に対する不透明感への備えからきている。
(中略)
近年の変化には整合性がある。
2012年から2020年に首相を務めた故・安倍晋三は、防衛費の引き上げや、自衛隊の武力行使を制限してきた法律の見直しなどを進め、
「より強い日本」の安全保障を志向した。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b355abc7f3c96f447c204a070faf0e74e819b8b0

実際「専守防衛ドクトリン」に日本がガチガチに縛られていた2010年代までは、敵本土を直接叩ける兵力は少数の支援戦闘機部隊のみ、
それもほぼ生還が期待できない片道特攻同然な有様でしたしな。
それから2020年代になるとそれまでの遅れを取り戻さんばかりに長射程スタンドオフ攻撃能力の大増強だから、英紙の言い草は概ね正しい。