ウクライナ戦争やイラン・イスラエル12日間戦争ではボロを出しまくってすっかりメッキの剥げたS-400ですが、今年5月の
インド・パキスタン紛争に於いてはパキスタン軍相手には一定の効果があったらしい。

ロシアの限界、低下するインドへの影響力…何も起きなかったプーチンの訪印、“友達のいない”インドへ日本はどう手を差し伸べるか
Wedge(ウェッジ) 12/10(水) 5:00配信
(前略)・ロシアの限界
今回、武器や原油の取引に至らなかったのは、インドに対するロシアの影響力が落ちていることをはっきり見せつけたと言える。
インドは、ロシア製の武器を購入したいと考えていた。
実際、今年5月に起きたパキスタンに対するインドの対テロ軍事作戦では、ロシア製S-400地対空ミサイルが大活躍した。

パキスタンは奥行きが狭い国である。
もしインドがS-400ミサイルのような射程の長い地対空ミサイルを使用すると、パキスタン上空の主要な部分が射程内に入ってしまう。

結果、前線で戦う戦闘機だけでなく、後方でパキスタン軍の戦闘機を支援していた早期警戒管制機までがS-400地対空ミサイルに撃墜
されてしまった。 インドは、S-400地対空ミサイルは、対パキスタン戦に適合した武器として、より多く購入したくなるものだったのである。

しかし、実際には、S-400地対空ミサイルは、納入が遅れている。 5個大隊分の内、2個大隊分は、まだインドに到着していない。
2022年以降、ロシアは、毎年、「今年中に納入する」約束はしているが、25年の終わりになっても、また「来年と再来年には納入する」
と約束するだけで、納入の目途が立っていない。

ロシアは、ウクライナで武器を使ってしまっており、インドに輸出する分はないものと思われる。
だからインドとしては、納入されない武器を購入する約束だけするわけにはいかないのである。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ab0b3419c3b37133e5980880c637867334e137b

パキスタン空軍の戦闘機が敵国内に踏み込まず、国境線を遠く跨いだ長距離BVR戦に終始したのもS-400のせい?