4.国民向けには「耐えろ、心配するな」
経済減速とインフレが進む中でも、プーチンは統計を並べて「問題はない」と強調。
若者や大学生が進んで入隊していると語ったが、実際には膨大な死傷者と動員兵の長期拘束が続いており、兵力確保に苦しんでいる現実との乖離が指摘されている。
専門家は、プーチンは人的・財政的・心理的コストをほとんど問題視していないと分析している。
5.反LGBT・「伝統的価値観」を結束の軸に
戦争の話題の合間に、「伝統的価値観」を繰り返し強調。LGBT政策を理由に欧州が資産没収を正当化する危険性を示唆し、イスラム圏と価値観を共有していると発言。
若者の早婚を称賛する場面もあり、反LGBT・保守的価値観を国家的アイデンティティと戦争動員の接着剤として利用していることが浮き彫りになった。
番外編:やらせか本音か
画面に表示される一般市民のメッセージの中には、「どうすればロシアを帝国にできるか」といった体制迎合的なものだけでなく、「これは直通回線じゃなくてサーカスだ」といった露骨な皮肉も一瞬表示された。
意図的に許された演出なのか、単なる検閲漏れなのかは不明だが、このイベントの“見せ物性”を象徴する場面だった。
今回の年次Q&Aは、戦争継続の正当化、和平意思を装った強硬姿勢、西側への敵対と国内引き締め、価値観対立を利用した動員という、プーチン政権の現在地を改めて確認させる内容だった。
国民との対話というより、国内外に向けた政治的独白=「サーカス」という評価が、記事全体を貫いている。
ウクライナ情勢1444(donguri=1/4)
890名無し三等兵 (アウアウウー Sa9b-F57O [106.154.151.3])
2025/12/20(土) 16:17:46.06ID:dTQwCDCaaレスを投稿する
